CMノイズ対策の方法
CMノイズとは・・・・
コモン・モード・ノイズと言い、共通形式で発生するノイズ
2台以上の電気製品を電源コンセントに差し込むと発生するノイズ
つまり、電気製品(照明器具を含む)をコンセントに繋ぐだけで、コモン・モードが形成されノイズが発生
家中の電気製品全てについて言えるので、非常に厄介な噺に鳴ります
特に隠れデジタル系家電・住宅設備(マイコン内臓のヤツ)が野放し状態にあり、落とし穴だ
「そんなバカな・・・・」とお思いでしょうが、相当な音質・画質劣化が発生していますw
もちろん、AV機器を互いに接続した際にもCMノイズが発生します
例えば、HDMIやピン・コード、電源ケーブルをコンセントに接続するだけでCMノイズが発生します
CMノイズは、機器単体で発生するノイズではなく、機器を接続するコトによる機器間で発生するノイズでして
家中の家電製品が互いにノイズを発生しちゃうから厄介なのよ・・・・
CMノイズの悪態・・・・
CMノイズは、見えません、聴こえません、微細な霞(スモッグ)なのよ
そんじゃ、ノイズとして認識できないかと言うと、ノイズ対策して改善されると、初めて実態が分かるのですw
ノイズとして認識できない、信号に溶けたノイズの典型例
例えると、夏の朝見える富士山(遠景)と冬の朝見える富士山の違い・・・・
夏は霞んで見える富士山が、冬はクッキリ・ハッキリ見える、気温による空気の透明度の違い
その他、海・湖・池の水の透明度でも例えられます
同じコトが、CMノイズの有無により、音質・画質の透明感として認識できます
AV機器単体の性能に関わらず、家全体、AVシステムとしてノイズが発生して音質・画質の透明感を下げている
各々の家庭、システムにより条件が違うため、ノイズの出方が違うので、その実態は闇に紛れ、見えない、聴こえない
つまり、機器の性能やケーブルに拘っても、解決できない問題であり、その影響力は大きい
そして、ノイズ発生責任の所在が特定できないため、誰も声を上げませんw 言わば連帯責任でして
貴方(システム管理者)が自覚して対策をしない限り、改善されるコトはありません
電源ノイズの一種なんですが、家全体の電気設備から発生していると考えてください
余談・・・・
電気製品をコンセントに挿すだけで、ノイズが発生するなら
大型家電店の中では一体、如何鳴るよ
ナンで店と家では音質・画質が違うのか? と言う答えの一つ
フェライト・コアでCMカット
「そんなの知ってるよ」と聞こえそうですが・・・
全ての家電製品(AVシステムの信号線を含む)全てに付ける必要があります
つまり、1個や2個、はたまた数箇所だけでは殆ど効果がありません
CMノイズ対策は、塵も積もれば効果大・・・・
地道に積み上げていく努力が必要、そうすると、霞が晴れた様に音質・画質に透明感が出てきます
何処から対策すれば良いか
最終的には、照明器具を含む全ての電気製品にフェライト・コアが必要になり、効果絶大ですが
隠れデジタル系家電・住宅設備は絶対条件
隠れデジタル系家電・住宅設備とは
エアコン、冷蔵庫、電話器FAX、洗濯機、給湯器、電子レンジ、温水便座、炊飯器など
マイコン内臓+SW電源の機器、これらはノイズ駄々漏れ+CMを形成するため特に悪い
電磁調理器なんか特にヤバイ・・・パソコンも
知らぬ間にノイズに囲まれ、ジワジワと劣化する音質・画質に悩まされている
自覚ある製品・・・
PC関連やプラズマTVや、携帯充電器やUSBケーブルなどフェライト・コアが標準化されたケーブルがあります
ブッチャケ、ノイズを出している自覚と、他からノイズに邪魔されたくない自己防衛が働いている
CMノイズは、責任の所在がハッキリしませんが、責任追及はされたくないと言う考えだと思います
ところが、隠れデジタル家電・住宅設備には自らがノイズ源だと言う自覚が全くありませんw
FMシートとの併用で効果絶大
フェライトによるノイズ低減周波数は、100MHz以上に鳴りオーディオ帯とは掛け離れているように感じますが、ノイズとノイズがハモルと、オーディオ帯の近くまで影響が及ぶ可能性大
フェライトにFMシートを加えると、ワイドバンドのノイズフィルターが完成
少し大きめのフェライト・コアを使い、電源コードにFMシートを巻いて太らせます
ビニールテープを巻いて、フェライトの内径と合わせます
隠れデジタル系家電・住宅設備の電源コードに対策してください
相当笑えますよ
CMノイズの実態と、如何に身の回りにノイズが溢れているか実感できると思います
まずは、エアコン、冷蔵庫、給湯器から・・・お試しください、ヤバイ汗でますよw
ホット・カーペット(コタツ)もね・・・・
25年程前、現役エンジニアだった頃、TDKがフェライト・コアを発売してCMノイズの存在を知りました
「オーディオにも効くんか?」当時はEMCノイズ対策が注目され始めた頃でして・・・・
早速、サンプルを貰い使用中のアンプやCDプレーヤーに付けてみましたが、全く変わりませんでしたw
「はぁ〜〜」「一体ナニ言ってんだか・・・」全く変化しないため、ガセネタと決め込み以後無視してきましたw
フェライトの効く周波数は、100MHz以上になるため、オーディオには関係無いと考えました
その後、デジタル全盛時代を向かえ状況が一変、身の回りにデジタル機器が溢れ、全てがSW電源の現代
CMノイズは、音質・画質劣化(透明感低下)は大きな問題として身近にあるのです
CMノイズは、音質は元より、画質に効きますw つまり、対策してTVを見れば「スッキリ晴々」一目瞭然w
PCのモニターでも・・・